結婚当初は賃貸マンションに住んでいました。ところが住んで2年目、その部屋の持ち主が管理費を払わなかったことにより部屋が裁判所に差し押さえられてしまうことに。突然の裁判所からのハガキにはびっくりしました。それをきっかけにマンション購入へ動き出しました。まだ周りにマンションを購入した友人がいなかったのであまり情報がないまま、手探りで探し始めました。中古一戸建て住宅なども検討しました。

この街がとても気に入ったので、家の近くで探すことに。最初は中規模の不動産会社にて物件の紹介を受け、実際に内見に行ってみました。その物件も差し押さえられたとのことで、価格もかなりリーズナブル！近所の環境も良いですし、ベランダからは川や春になったら桜も見えるとのことでそこに決めたかったのですが、両親に念のため許可をもらうために少し時間がかかり、ようやくOKが出たので担当者さんに連絡を入れると「申し訳
ありません。購入を決めた方がいらっしゃいました。」と！

そうとう悔しい思いをしたのをはっきりと覚えています。その担当者さんは「1時間前に決まった。」と言っていたけれど、本当かなぁ。この経験を経て、次にここだと思ったマンションはおさえることを両親に話しておきました。それから不動産会社を変えてみたり、何件も内見に行ってみるも納得できず購入に至らず…。

わらにもすがる思いで不動産業界最大手の会社に相談に。そこで今住んでいるマンションに出会えたのですが、まだ情報を公開する前の段階なのに、私たちが内見に行ったその日だけで6件も内見があったそうです。実際に行ってみると、敷地内も開放的で、日当たり・風通しも良く、目の前にはスーパー、小学校もとても近いし、なんと夏にはベランダで花火も見られるとのこと！主人も「ここしかない！」と購入を即決しました。

住んで7年。ベランダでは花も生き生きと咲き、生まれた子どもも日当たりのよい部屋で遊び、本当に気持ちよく生活しています。振り返ってみて思うのは、部屋の間取りや立地が気に入っても、購入に至らなかったのは【今現在住んでいる方の対応・雰囲気】でした。内見に伺ってもずっとうつむいて挨拶もしない人、玄関をあけるなりインフルエンザがうつると困るから消毒しろと言う人、料理したてで部屋中カレーの匂いが漂う家…。
その家に自分たちが住んだと想像したときに、幸せなイメージを持てない家は購入したいという気持ちになりませんでした。内見者の接客をしろとは言いませんが、これ、意外と重要かもしれませんよ！